では、どこまでの証拠を押さえたら、不貞行為の証明に成功したと言えるでしょうか?

一筆書かせる、という方法もあります。これも有効ですが、「あれはその場しのぎのために嘘を書いたんだ。」という抗弁をされることがあります。
通常は、そんな抗弁は通りませんが、そのような抗弁をさせないためにも、より客観的な証拠があった方がよろしいですね。

一番強いのは、ホテルなり、相手の自宅なりに入るところの写真と、出てくるところの写真を押さえること。
ラブホテルなら時間帯は関係なく、自宅であれば一晩共にしたという事実が必要です。
ビジネスホテルだと、同じ部屋に泊まったなどの証拠をつかめない限り、不貞の立証は難しいでしょう。
観光ホテルの場合は、それが仕事と関係なく宿泊したことの証明ができれば、不貞の証明に近づくものと言えるでしょう。

また、不貞の相手方との連絡のやりとりは、車の中で電話でするケースも多いですね。
ある方は、車の中にボイスレコーダーを配置し、不貞相手に愛を囁く夫の会話を一部始終録音された方がいました。これも良い方法かと思います。

銀座ウィザード法律事務所 弁護士 小野智彦
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